旭化成社長が記者会見 横浜のマンション傾き 原因は工期の遅れか? [社会ニュース]
横浜都筑区のマンションが傾いていた事件。
問題の杭打ちを担当した旭化成建材の社長が記者会見を行いました。
担当した契約社員は固い地盤に届いていない、と言うことを認識して工事を進めていない、と言っているようですが、本当のところはどうなのでしょうか?
その後の調べでは、長さが足りない8本の杭は、全てマンションの基礎工事の終了日10日前から撃たれたものだったとのこと。
工期の遅れに対する上層部からの無言のプレッシャーが、無理な工事の原因を生み出していなかったのかどうか、と言う検証もしっかりと行ってほしいものです。
スポンサーリンク
横浜都筑区のマンション・パークシティLaLa横浜が傾いていたという事件。
ようやく昨日、問題となっている基礎部分の杭打ちを担当した旭化成建材の親会社である旭化成の社長が会見を行いました。
会見の中で、問題を起こしたとされている契約社員が、重大な問題を認識しながら、わざと放置したり報告しなかったのではないか、という点については、強く否定しています。
しかし、それならば、なぜこのような問題が起きてしまったのか、という点については、調査中ということを述べるばかりで、何も具体的な説明がなかったように思います。
しっかりと今後調査を進めて、誠実な対処をして欲しいものだと思います。
また今日になり、いくつか気になることがまた出てきました。
問題になっている、固い地盤まで届いていない8本の杭は、全て基礎工事終了予定日から逆算してわずか10日間という短い期間に打たれているということがわかったそうです。
長さが足りない場合、杭を継ぎ足す必要があったそうですが、発注すると届くのに時間がかかる、
時間がかかると工期が遅れる、
まあ、見えないところだし、いいか、
現場の空気がこんな風になってしまっていなかったか、
また基礎部分の杭のような、住民の生命を守る最後の砦と言うべき部分で不具合が起きた時に、
契約社員から上司へ、旭化成建材から一時下請けである日立テクノロジーズや元請である三井建設へ、
報告や相談をどのように取る態勢を作っていたのか、という点もしっかりと検証して欲しいものです。
元請から下請けへ、上司から現場の部下へ、無理な工期やコストを押し付けて、工事も責任も現場に全て丸投げ、と言う体質がなかったでしょうか。
また問題となっている杭を担当した現場監督が、正社員ではなく契約社員だった、という点もとても気になります。
契約社員では正社員と比べて賃金も安く、会社への忠誠心や仕事への情熱、責任感というものが薄いでしょう。
そのような情熱や責任感が薄い人間に、住民の生命を守るべき基礎工事の現場監督という重大な責任を負わせていたのであれば、旭化成建材の人事体制はどういったものだったのか、という点についても説明が欲しいものです。
責任重大な仕事であれば、当然責任を負うべき立場の社員にはそれ相応の待遇をしなければなりません。
給与や福利厚生、将来の身分保障といった面で、この契約社員がこの仕事の責任を負うのに十分な待遇を受けていたのかどうか、しっかりと検証して欲しいものです。
それから前任者からデータの引継ぎがうまくいかなかった、と言うことを話しているそうですが、それは会社としてどのように管理していたのでしょうか。
その点もしっかりとみて欲しいものです。
ここ数日、旭化成関連の株価が急落しています。
それはこれだけ大きな問題を起こしたのだから当然のことです。
しかし、旭化成は素晴らしい家を作っている会社です。
今年9月に起きた茨城県常総市の鬼怒川堤防決壊で、流されてきた他の家や車を受け止めてもびくともしなかったあの白い家。
あの家はへーベルハウスということで話題になりましたが、あのへーベルハウスを作っているのは旭化成グループなのです。
あの長されなかったへーベルハウスの家には18本の杭を打ち込んであると、ご主人がおっしゃっていました。
次から次へと他の家が流されていく激流の中で、ぶつかってくる他の家も受け止めて、あの白い家の住民の方だけではなく、ぶつかってきた家の屋根に避難していた人の命をも助けたのは、地盤にしっかりと打ち込んだ杭の力に他なりません。
災害大国日本において、あの激流に、いつ起こってもおかしくはない大地震に、耐えて住民の命を守る杭打ちの技術はなくてはならない貴重なものです。
ただ闇雲に責任追及して叩くのではなく、どうしてこのようなことになってしまったのか、原因を正しく追及して、正しくその原因となったことを修正して、未来へとつなぐ素晴らしい建築につなげていってほしいものだと思います。
スポンサーリンク
問題の杭打ちを担当した旭化成建材の社長が記者会見を行いました。
担当した契約社員は固い地盤に届いていない、と言うことを認識して工事を進めていない、と言っているようですが、本当のところはどうなのでしょうか?
その後の調べでは、長さが足りない8本の杭は、全てマンションの基礎工事の終了日10日前から撃たれたものだったとのこと。
工期の遅れに対する上層部からの無言のプレッシャーが、無理な工事の原因を生み出していなかったのかどうか、と言う検証もしっかりと行ってほしいものです。
スポンサーリンク
横浜都筑区のマンション・パークシティLaLa横浜が傾いていたという事件。
ようやく昨日、問題となっている基礎部分の杭打ちを担当した旭化成建材の親会社である旭化成の社長が会見を行いました。
会見の中で、問題を起こしたとされている契約社員が、重大な問題を認識しながら、わざと放置したり報告しなかったのではないか、という点については、強く否定しています。
しかし、それならば、なぜこのような問題が起きてしまったのか、という点については、調査中ということを述べるばかりで、何も具体的な説明がなかったように思います。
しっかりと今後調査を進めて、誠実な対処をして欲しいものだと思います。
また今日になり、いくつか気になることがまた出てきました。
問題になっている、固い地盤まで届いていない8本の杭は、全て基礎工事終了予定日から逆算してわずか10日間という短い期間に打たれているということがわかったそうです。
長さが足りない場合、杭を継ぎ足す必要があったそうですが、発注すると届くのに時間がかかる、
時間がかかると工期が遅れる、
まあ、見えないところだし、いいか、
現場の空気がこんな風になってしまっていなかったか、
また基礎部分の杭のような、住民の生命を守る最後の砦と言うべき部分で不具合が起きた時に、
契約社員から上司へ、旭化成建材から一時下請けである日立テクノロジーズや元請である三井建設へ、
報告や相談をどのように取る態勢を作っていたのか、という点もしっかりと検証して欲しいものです。
元請から下請けへ、上司から現場の部下へ、無理な工期やコストを押し付けて、工事も責任も現場に全て丸投げ、と言う体質がなかったでしょうか。
また問題となっている杭を担当した現場監督が、正社員ではなく契約社員だった、という点もとても気になります。
契約社員では正社員と比べて賃金も安く、会社への忠誠心や仕事への情熱、責任感というものが薄いでしょう。
そのような情熱や責任感が薄い人間に、住民の生命を守るべき基礎工事の現場監督という重大な責任を負わせていたのであれば、旭化成建材の人事体制はどういったものだったのか、という点についても説明が欲しいものです。
責任重大な仕事であれば、当然責任を負うべき立場の社員にはそれ相応の待遇をしなければなりません。
給与や福利厚生、将来の身分保障といった面で、この契約社員がこの仕事の責任を負うのに十分な待遇を受けていたのかどうか、しっかりと検証して欲しいものです。
それから前任者からデータの引継ぎがうまくいかなかった、と言うことを話しているそうですが、それは会社としてどのように管理していたのでしょうか。
その点もしっかりとみて欲しいものです。
ここ数日、旭化成関連の株価が急落しています。
それはこれだけ大きな問題を起こしたのだから当然のことです。
しかし、旭化成は素晴らしい家を作っている会社です。
今年9月に起きた茨城県常総市の鬼怒川堤防決壊で、流されてきた他の家や車を受け止めてもびくともしなかったあの白い家。
あの家はへーベルハウスということで話題になりましたが、あのへーベルハウスを作っているのは旭化成グループなのです。
あの長されなかったへーベルハウスの家には18本の杭を打ち込んであると、ご主人がおっしゃっていました。
次から次へと他の家が流されていく激流の中で、ぶつかってくる他の家も受け止めて、あの白い家の住民の方だけではなく、ぶつかってきた家の屋根に避難していた人の命をも助けたのは、地盤にしっかりと打ち込んだ杭の力に他なりません。
災害大国日本において、あの激流に、いつ起こってもおかしくはない大地震に、耐えて住民の命を守る杭打ちの技術はなくてはならない貴重なものです。
ただ闇雲に責任追及して叩くのではなく、どうしてこのようなことになってしまったのか、原因を正しく追及して、正しくその原因となったことを修正して、未来へとつなぐ素晴らしい建築につなげていってほしいものだと思います。
スポンサーリンク