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横浜市都筑区のマンション傾く事件の場所と名前 [社会ニュース]

横浜市都筑区のマンションが傾く事件の場所と名前は


横浜市都筑区のマンションが傾く事件。

マンションの場所と名前がやっぱり話題になっていますね。

前の記事でもお伝えしたように、マンションの場所は神奈川県横浜市都筑区池辺町4035-13名前はパークシティLaLa横浜と言います。

場所の地図はこちら!




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このマンションの事については、いろいろなことが報道で伝わってきていますが、どうやら事件の核心は、くい打ち工事を行った旭化成建材の一人の社員に絞られるようです。

長さが足りなかったの杭も、セメントの量が足りなかった杭も、調べていくと、たった一人の男性社員がすべて関わっていた、と言うことがわかってきました。

さて、この工事に関わっているのは、元請けの三井住友建設と、一次下請けの日立テクノロジーと、孫請けの旭化成建材ということが報道でわかっています。

そして、問題になっている杭に関係している社員はさらに旭化成建材の子会社の社員、と言うことで、関係する組織がどのように入り混じっているのかが、素人には徐々にわからなくなってきています。

下請け、孫請け、ひ孫請けと下へ下がるにつれて、もともと成功主からは建設には十分すぎる程の金額をもらっているのにも関わらず、中間マージンがどんどんと抜き取られて、実際に工事を行う第3次、第4次下請けには充分な金額が回らずに、過酷なコストカットを強いるようなことはなかったですよね?

三井住友建設、日立テクノロジーズ、旭化成建材のそれぞれにとって、この事件は問題となっている男性社員一人の責任として幕引き出来れば、きっと万々歳でしょうが、どうやら国は監督責任もしっかりと追及すると言っているようなので、今後の調査の行方に注目です。

こういった土木建築関係で下請けに出す場合には、元請も現場責任者を必ず置かなければならない、と法律で決まっているそうですね。

ということは、現場を監督する責任は元請の三井住友建設と日立テクノロジーズにもあったはずなので、どういっチェックが行われていたのか、しっかりと調べて欲しいものです。

それにしても、問題を起こした社員の言い訳っていうのがまたものすごいですね。

「雨で用紙が濡れて数字が見えなくなりました」
「プリンターのスイッチ入れ忘れていました」

あのさ!!小学生の宿題を忘れた言い訳を聞いているんじゃないんですが!!

と思わず突っ込みたくなってしまったのは、私だけではないでしょう。

あなたは建築土木のプロフェッショナルでしょ!!

プロがしっかりとした仕事をしてくれている、その安心感があるから、一生の高い買い物として、住民の皆さんはそのマンションを買ったんです。

砂場で子供が砂遊びをしているんじゃないんですが……

もしも、この社員に充分な能力がないのにも関わらず、万が一の大地震や大津波の時に、住民の生命を最後の最後で支える、杭を打つ、と言うとても重要な業務に就かせていたのだとしたら、旭化成建材の人事体制がどうだったのか、という点が問題になります。

採用時には十分な資格や能力を持っていた、と言うことであっても、その後の健康状態などにより、判断力や認知力が低下することも考えられます。

健康診断の結果を会社としてどのように管理していたのか、と言うことも調べて欲しいものです。

また疲労やストレスが過度にたまると、人間は知能が低下しますから、安全管理と十分な判断力認識力が必要になる現場の作業を任せるのに、正常な業務に支障が出るほどの過剰な労働を強いていなかったのか、ということもぜひ聞きたいですね。

人の生命を根底で支える、という最も大切で尊い仕事をする時、最も大切になることは、「人間は誰しも必ずミスをする存在である」ということを肝に銘じておくことです。

ヒューマンエラーは必ず起きる、だからミスが起きた時にどのように組織としてフォローして、被害が最少なうちに挽回できるか、と言う態勢を整えておくことが大切です。

今回のような「雨で紙が濡れてデータがわからなくなっちゃった!」「プリンタの電源入れるの忘れてデータが出力できなかった」なんて、小学生の子供がやるようなミスを犯した時に、すぐに相談して、データを取り直して、修正すれば、再度データを取るために機材や人材を用意する手間をかけるだけで済みましたよね。

被害はほんの数日間のロスとコストで済んだはずです。

問題は、ヒューマンエラーが起きた時に、会社として、チームとして、組織として、3社が共同してどのようにフォローする体制を整えていたのか、という点にあると思います。

ミスをした時に「お前ひとりのせいでみんなが困るんだ!」と言われてしまうような態勢であれば、誰もミスを言い出すことができなくなり、ミスを隠すようになります。

やがて小さなミスを隠すことが当たり前になった組織では、どんどんとミスの隠ぺいの度合いが広がっていき、やがては今回のような300億円という建て替えの費用が必要になるほどの大きな損害にまで広がってしまいます。

小さなミスを個人の責任にしないで、組織として協力して挽回できるような、危機管理の態勢を、この巨大マンションの建設という大きなプロジェクトを展開する中で、どのように構築していたのか、しっかりと国の調査チームには検証して頂きたいと思います。

もしも男性社員一人の責任で終わらせてしまったら、また同じような事件は必ず起こります。

これを危機管理態勢の構築が遅れていると言われている日本の大企業が、危機管理体制を整える大きなきっかけになってくれれば、市井の1人の国民として安心することができます。

ぜひ徹底した調査と、今後このような事件を起こさないための態勢づくりをお願いしたいと思います。




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